お金

アメリカと日本の大きな違いが分かる 「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書/アンドリュー・O・スミス」

アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書

単行本版

1650

kindle版

1485円

 

〜はじめに〜

「バビロン大富豪の教え」⇨「お金の大学」を読み終えた後のこの作品。順番的にもこの順番で良かったかもしれない。

「バビロン大富豪の教え」にてお金持ちの思考を知り。

「お金の大学」にて経済的自由を手に入れるために必要な力と知識を知った。

そして今回の作品。この作品は「お金」に関する基礎知識が豊富に書かれていた。そしてとても読みやすかった。

そんなこの書籍を今回は紹介してゆく。

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〜こんな人におすすめ〜

  • お金に関する基礎知識を知りたい方
  • アメリカの高校生がどれほど金融の知識を得ているのか知りたい方
  • お金のことについて何も知らない方
  • 家庭のお金を管理している人

この書籍には多くの「お金」に関する基礎知識が記載されている。さらには専門的な用語をひとつひとつ細かく記載してくれている。そのため「お金」に関する知識が0の方でも読みきれてしまう書籍だ。

さらに最後のページには索引が載っており、どこのページを開けばその言葉が書かれているページにいけるのかということも分かる。とても優しい本の作りとなっている。

そしてアメリカの高校生がどれほど金融の知識があるのか、実感させられる書籍だ。日本はなぜこの知識をおしえてくれないのか疑問に思ってしまうことだろう。この知識があるとないとでは将来の過ごし方、老後の過ごし方に大きな差が生まれる

是非家庭のお金を管理している方には知ってほしい知識だ。

〜作品の概要〜

作品名:アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書
著者:アンドリュー・O・スミス
○訳者:桜田直美
出版社:SB creative
発売日:2019年11月20日
ページ数:396ページ
○読み終えた時間:24時間ほど(ゆっくり少しずつ読みました)

〜著者について〜

MBA・法務博士。

学生時代からお金、投資、資金計画に関するアドバイスを行い、ペンシルベニア投資同盟(アメリカでもっとも早い時期に設立された大学投資クラブのひとつ)の設立に関わる。受託者、ファイナンシャルアドバイザー、弁護士として、信託基金、遺産、投資パートナーシップ、有限会社、保険信託、不動産パートナーシップ、個人資産の管理の相談に乗る。キャリアの初期は有資格の商品取引アドバイザーとして活躍し、投資ファンドの最高財務責任者を務めた。コンサルティング会社ブーズ・アレン・ハミルトンの経営コンサルタントとしてキャリアをスタート。現在は特殊化学品メーカーのイェルキン・マジェスティック・ペイントで最高執行責任者を務める。ペンシルベニア大学ウォートン校で金融の学位、同じくペンシルベニア大学工学・応用科学校で工学の学位をそれぞれ取得。シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスでM.B.A.同じくシカゴ大学ロースクールで法務博士号をそれぞれ取得。1988年、法学と経済学の卓越した功績を認められオリン賞を授与された。メイン州バス出身

引用:アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書(そで)より

〜目次〜

  •  第1章 お金の計画の基本
  •  第2章 お金とキャリア設計の基本
  •  第3章 就職、転職、企業の基本
  •  第4章 貯金と銀行の基本
  •  第5章 予算と支出の基本
  •  第6章 信用と借金の基本
  •  第7章 破産の基本
  •  第8章 投資の基本
  •  第9章 金融詐欺の基本
  •  第10章 保険の基本
  •  第11章 税金の基本
  •  第12章 社会福祉の基本
  •  第13章 法律と契約の基本
  •  第14章 老後資産の基本

この章ごとにも多くの見出しがあるため、読みやすく読むのに飽きるということも少ない書籍だと思う。

 〜感想〜

 この作品のここがすごい!

  •  多くのお金の基礎知識を身につける事ができ

この書籍は幅広くお金についての基礎知識を身につける事ができる。お金の計画や、起業に転職、法律や老後のことなど多くの学びがある。

「お金の大学」を読んだ方はスラスラと読めてしまうのではないかろ思う。共通する点も多い。しかしこちらの方が情報量が多いといった印象だ。

図などで視覚的にわかりやすくお金の知識を教えてくれる「お金の大学」

情報量が多く基本的なお金の知識を幅広く教えてくれる「お金の教科書」

といった感じだろうか。

「お金の大学」前に感想を述べた記事はこちら!

「お金の大学/両@リベ大学長」を読んでの感想

 

 学んだこと

まず第一にアメリカのお金の知識に対する知識量であろう。この書籍を多くの高校生が網羅しているのであれば日本との「お金」に関する知識は天と地の差がある。少なくとも商業系などの学校でなければ基本的に日本では教育がなされないためである。

これを成人となる前に知っていれば大きな差が生まれたことであろう。特に投資の世界は日本の認識とは大きな違いがあるように思える

そして何よりこの書籍で最も学びがあったことは、専門的な用語の理解だろう。

多くの基礎的な専門用語をひとつひとつ丁寧にわかりやすく解説してくれている。これはこの書籍の強みであると思う。

この書籍を読まなかった場合、少し発展した「お金の書籍」を読もうとした際に、分からない部分が多く心が折れてしまうこともあったかもしれないと思った。

しかし、それをカバーしてくれるのがこの書籍だろう。最後の項として索引もあり、辞書のように忘れてしまった言葉を探しやすくなっている。とても優しい書籍だ。

〜最後に〜

はじめにで言った通り、読む順番としてとても良かったかもしれない。読みながらつまづくことなく、あっさりと読めていった。そしてやはり知らない知識を知るということは何より楽しいことだと改めて知った。

「お金の勉強」と言っているが、本人は楽しく新たな知識が吸収できていることを楽しんでいるといった感じだ。あとはそれを少しでも良いから行動に移してゆくのみである。

皆さんも興味があれば本を1冊買うところから始めてみてはどうだろうか?