感想文

「東大読書/西岡壱誠」を読んでの感想

〜少しの雑談〜

沢山本を読みたいという欲が出てきたところで自分の苦手な自己啓発本を欲のあるうちに読んでおこうと思い手に取ったこの本。

自己啓発系の本はこうしろと言われているように勝手に感じて苦手なのである。またそう勝手に感じてしまう物だからこそ、内容に否定的になりがちなのだ。そう考えると私も何かしらのこだわりがあるのかもしれないとも思ったりした。

この作品を選んだ理由としては「東大読書」という表紙がシンプルかつ今後読書を続けるにあたって学びがあればと思い購入した。

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〜感想〜

東大読書

拝読させて頂きました。

この作品は多くの事を納得させ考えさせてくれた。

本を読むにあたっての挫折をしないための準備

本を知識として自分へ消化する方法

本の見つけ方

とても大雑把に浅くまとめると、この3つが大きなテーマとなっているように感じた。

①の準備に関しては多くの納得があった。自然と私自身もやっているような事も多くあり、私に限らず読書されている方は多くの人がやっているのではないかと思った。またインスタに読書の感想を載せるようにして良かったなとも強く思った。

ただ読んだだけでは私の脳はポンコツな為、忘れてしまうのだ。考える時間が増えて良かったと感じている。

しかし②に関して私にはすごく抵抗があるなと感じるものがあった。概ねやはりここまでしないと知識として身に付かないのだなと納得させられたものが多かったのだが、「パラレル読み」と「クロス読み」の方法には驚きと抵抗が強く表れた。

とても端的に話すと「2冊を同時に読む」という方法である。

この読書方法に関しては私も医療的な文献や論文などで経験があり必要である方法であると考えてはいる。自己啓発本などでも有用な方法なのであろう。

しかしこの読書方法はどこのジャンルに向けられた方法なのかなと疑問が残った。この方はミステリーやフィクション・ノンフィクションなどもこの方法をとっているのだろうか?そこだけが大きく疑問に残った点であった。もしそうだとしたら一冊に自己投影し感情の動きを楽しんでいる今の私には、出来ない読み方だなと感じてしまった。

もちろんそちらの方が効率も良く、知識として消化されやすいのだと分かっているのだ。これを否定したいのは自分のわがままであると自覚している。

今の私の読書の位置付けは知識欲と共に一つの娯楽なのだなと考えさせられた。

③に関しては①と同様とても納得のいく説明がされていた。多くの本に触れたくさんの世界を見たいと思っている。

友人から勧められた本もとても面白いのだ。

勧められる本にはその人が反映されているように思える。これは私の勝手な思い込みかもしれないが。

この作品を読んだことで私の読書への価値観というものが客観的に見えた様な気がする。

偏差値35から東大へ入学を実現させた作者の読書法はとても興味深く、考えさせられる物であった。しかし、私が疑問を持った部分の答えの多くはこの作品内に記載されていた。疑問を多く持たせてくれる作品はそれだけ学びが多い作品なのだと改めて思った。

〜最後に〜

久しぶりに自己啓発系の作品を読みました!

最初にも書いた通りこのジャンルが苦手なんです!笑

しかし読書欲の強い今だからこそチャレンジ出来たような気がします。

最近友人と本について語ったりしていた時が

とても有意義な時間があったりしました。

人によって考え方感じ方が違ったりするので私自身も人の心や言葉について

多くのことを考える時間ができています^ ^

ありがたやぁー!

これからも読み続けていきたいと思います。