ノンフィクション

「セラピスト/最相葉月」を読んで

少し雑談

私は理学療法士として整形外科で働いていた経験があります。そんな中、整形外科のリハビリにおいても精神面というのは重要な要素になっていた。少しでも学ぼうと思いこの作品を手にした。

 

出版社公式サイト

感想

今回は最相葉月さんの「セラピスト」を読ませて頂きました。 私自身、全くこれまで関わってこなかった精神の治療。リハビリとしても多くは理学療法士よりも作業療法士の方が関わっている人数は多いでしょう。

そんな精神医学の歴史や、これまでの経緯。そして、これからが実体験とインタビュー、文献などのデータによって書かれているノンフィクションの作品です。  正直な話し、読むのに少し苦労しました。今までの自分の読書は、主人公や登場人物に対して感情移入できる作品ばかり読んでいたからだと思います。この作品は、そういうタイプでは無いのだと思います。もしくは、私の読み方が下手くそなのだと思います。(笑

本当に今の精神医学が、どのような経緯を踏んで今現在に至り、そしてこれからをどうするのか、そんな作品に自分は感じました。

今思ってみると私の周りにも精神的な病いに悩み苦しんでいる友人が数人いるなと思うほど、身近な物となっているのだと改めて考えさせられました。

読み終えると達成感と同時に、見聞が広まったような気がします!実体験などが含まれている為、すごく説得力と深みのある言葉が印象的でした。

是非気になる方は読んでみてください。

個人的にこの方が書いている「絶対音感」を読みたいと思ったので今後、見つけて読もうと思います。