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「凡人くんの人生革命/ヒトデ」を読んでの感想

凡人くんの人生革命

 

〜ひとこと〜

 

「凡人こそ思考と行動そして積み重ねが重要である」

〜はじめに〜

ブログを始める際、YouTubeで勝手にお世話になっていた「ヒトデブログ」さん。
ちょうど私がブログを始める際に書籍を出したという発表を受け購入した。まだkindleを持っていなかった私は書店へ向かったが、私が行く書店には陳列されていなかった。そんな中届いたkindle paper white(電子書籍用端末)。一番最初の購入はこの作品であった。

kindle版

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〜こんな人におすすめ〜

  • 凡人である自分には何もできないと思っている人
  • 会社がつらいという方へ

この書籍は、はじめにどれだけ著者が凡人であるかという事が書かれている。読むと確かに「優秀な人」というイメージではない事を感じる内容となっている。

そのため自分の実績や能力に自信がないという方にはとても説得力がある内容になっていると思う。

また会社がつらいという方も、このヒトデさんの働き方は大いに参考になるのではないかと思う。

〜作品の概要〜

作品名:凡人くんの人生革命
著者:ヒトデ
出版社:KADOKAWA
発売日:2021年3月17日
ページ数:218ページ
○読み終えた時間:4時間(メモとりつつ)

大まかな概要

 

彼がどのようにして時間を作り、そして副業を始め、何を戦略として今の成功者と言われる立場にいたったのか。

さらにここまで至るにあたってどのような事が重要であったかを実体験または、他の書籍からの学びを紹介しつつこの書籍内に記されている。

目次

  ○はじめに

  1. 第1章 凡人くんの生活革命
  2. 第2章 凡人くんの副業革命
  3. 第3章 退職から成功までのロードマップ
  4. 第4章 凡人くんのお金革命
  5. 第5章 凡人くんの発信革命○おわりに

大きく分けてこの通りである。この目次ごとに、複数の項目でヒトデさんの大きな人生革命を起こすための、細かなプロセスが書かれている。特に生活革命は自分の生活スタイルを見直すきっかけにもなるだろう。あたりまえだと分かっていることが出来ていないという事が意外とあるという発見もあるものだ。

 感想

 全体的な感想

私はこのような自己啓発系の書籍は能力があり、うまくいった人が書いている書籍という印象があった。これは私がこのような書籍を読んでこなかったこともあり、ひとつの偏見ではあると思う。

しかし実際に、実績を持たず自己啓発本を出版する人はいないであろう。そのため「その人の持っている能力があるからこそ、その方法でうまくいっただけじゃん」という意識が強かった。だからこそ手を出してこなかった分野ではあった。

そんな中、最近自己啓発系の動画や書籍を見る中で大きく変わった意識として「行動に移す」という視点をもって読まなければ意味のない書籍なのだなと知った。そうでなければただの自慢話を聞いているだけで反発したくなるのも当たり前であった。これを知った上で読み始めると面白さが少しずつ分かってきた。

 この作品のここがすごい!

 会社員を経ているため、多くの人がどこに不安を持って、何を出来ない理由として挙げているのかという部分を理解し、説明してくれている。

タイトル通り私がいかに「凡人」であるかが紹介され、そしてどう変化していったのかという部分が書かれていた。

前回紹介させていただいた「お金の大学」の著者「リベ大両学長」は初めから起業というスタートであったが、ヒトデさんは会社員からのスタートである。

さらに会社員として、なんの実績もなく凡人であった時から人生革命を始めた部分が記載されているため、参考にしやすい部分も多いのではないかと思っている。

 印象に残った言葉

「新しいことを始める時、まず初めに手に入れるべきは、

素晴らしいノウハウでも、教材でもなく、『時間』

多くの人が何をするにしても時間がないと思っているのではないでしょうか?

これには1つの答えをヒトデさんは提案してくれていた。

「何かを始めるには、何かをやめる必要がある」

当然のことだ。皆が平等に持っているものとして時間がある。その時間は平等であるため頑張る人のためにその時間が伸びたり、短くなったりなどはしないのだ。そんな中多くの人が持てる時間いっぱいに仕事をしていたり、家事・育児や趣味などに費やしている。

だからこそ何かをやめる必要があるのだ。

参考例として私は職場への移動に使う電車内は、iPhoneを見るのをやめた。そんな些細な事でいいのだ。その時間でできる事が必ずある。私はそのおかけで本を読む時間が確保できた。当たり前の事だが言葉として見て改めて納得させられた言葉であった。

 考えさせられた事

「継続は力なり」

この書籍内で私が最もやっていかなければと感じた事が、最初の一言でいった「凡人こそ思考と行動そして積み重ねが重要である」という点だと考えた。

それこそ凡人である私含め該当する人もいるのではないだろうか。

思考はしても行動はしない、行動はしても積み重ねられない、という経験があるという方は。

ブロガーとして成功している、作者のヒトデさんは「思考と行動そして積み重ねが重要である」という言葉の際たるものであった。積み重ね、いわゆる「継続」というのは成功に関して「必須のスキル」なのであるということを知った。

その継続するコツというのもこの書籍内には記載されている。

しかし、それを踏まえた上で早めの決断というのも重要な能力である。
わざわざ「向いていない」と分かっている事を継続したり、「苦労して嫌になるかも」という気持ちを持ちながら継続していくということは、つらく、作業効率としても気持ちが乗らない分成長スピードも鈍足化するだろう。

そのような場合の決断は早いに限るということを考えさせられた。

継続というのもただ継続するだけでは意味が薄く、やはり向上心や情報収集がその継続の中にあるという前提の言葉なんだなと改めて考えさせられた。

どの職業においても、ただの継続より質の高い継続はその人のスキルを高め、自信となり、人生や心を豊かにしてくれることだろう。

 最後に

この作品を知ったきっかけは本当にタイミングであった。昨日blogに挙げさせて頂いた「お金の大学」を見た後、blogを始めようと思った。そこでYouTubeにてお世話になった「ヒトデブログ」さん。その方がちょうど書籍を発売するというタイミングであった。この方は「お金の大学」でも解説のようなポジションで参加している方だ。

彼のこの書籍でもっとも伝えたいこと「自分は凡人だから」という理由で将来を諦めてほしくないという想いであると思う。学歴の無さや自分の実績の無さなどはやはり社会的立場としてコンプレックスに思う人も多いであろう。そんな人へ送られた書籍だと思う。

彼がどんな凡人だったのかというのも確認すると良いかもしれない。それだけでも人に出来るかもと思わせてくれるように、この書籍は作られているのではないかと思うからだ。

是非一読してみてください。