ミュージアム

「角川武蔵野ミュージアム」に行ってきた感想!

角川武蔵野ミュージアム

 

観光で本にまつわるところないかな?

そう思っていると職場の先輩から所沢に行った時「こんな建物があって、すごいたくさん本がある場所らしいよ!」と言われた。それを見た次の日にチケットを購入。
先日行ってきたので紹介したいと思う。

 

どんな場所?

  • 「想像力とアニマに遊ぶミュージアム」

  • 「創造力が想像力を喚起するミュージアム」

※アニマとは(=ラテン語で、生命や魂をさす語である。) 

上記の意図で作られたこのミュージアム。本約3万冊とともにちょっとしたコーナーに秘宝コーナーアート作品も展示されていた。更にはラノベ小説とともに、アニメとなった作品のフィギアも一緒に展示されてる。本を読まない人でもそこを歩き、見るだけで興奮や感動を味わえる空間作りがされているように感じた。

そしてYOASOBIさんが紅白歌合戦に出場した際のステージとなった場所でもあります。

とても私お気に入りの場所となった。

施設概要

施設名:角川武蔵野ミュージアム

運営:公共財団法人角川文化振興財団

グランドオープン日:2020年11月6日

所在地:〒359-0023 埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3

最寄駅:東所沢駅 歩いて10分

施設紹介

それぞれの階層にそれぞれのテーマや見どころがあった。そのため階層ごとに少し紹介したいと思う。

一階 ラノベ図書館、児童書

入り口
さらに進んで右手
進んで左手
2階部分

 

本当にライトノベル(以下、ラノベと記載)のみが集められた図書館といった趣である。
「これほどラノベ作品はあるのか!」といった驚きと、私が見たことあるアニメや、好きなアニメがこれほどまでラノベ作品からアニメになっていたのかと教えられた場所であった。

私自身アニメは見るが、ラノベ作品には全く触れてこなかった。

起源としてはイギリスの”円卓の騎士”や”指輪物語”から影響を受け、RPGリプレイから生まれた「ロードス島戦記」
引用:角川武蔵野ミュージアム ライトノベル宣言

というものが起源だという。1995年に発売されたものだという。

ラノベ作品はオタクの読み物という印象を持っていた私であった、あれだけアニメ化された作品があるというのは、書物の近代的発展に大きく貢献し、更に今となってはアニメと切っても切れぬ関係性があるのだなと考え直すきっかけとなった。

ラノベも読んでみたいなと思ったコーナーであった。

 

4階 エディットタウン、荒俣ワンダー秘宝館、本棚劇場

入り口から見える光景
Book street
本棚劇場
本棚劇場プロジェクトマッピング
見惚れた本棚
YOASOBI紅白ステージ

ここがこのミュージアムの一番の見どころの階であろう。本がおしゃれに綺麗に並んでいるというだけの興奮するが、本当に多くの知っている本、知らない本がある。更にそれは9つの分野に大きく分かれ展示されている。あなたのお気に入りや読みたいと思える本が沢山あると思われる。

そして本棚劇場は「圧倒される」の一言に尽きる。

プロジェクションマッピングも本棚と連動させ、美しい物語と映像に感動を覚えた。最後の映像は特に声を上げてしまうほど美しかった。是非行って確認して欲しい。

また、荒俣ワンダー秘宝館やアートのコーナなどもこの4階にあり、見応え抜群である。

その他にもイベントとして
「米谷健+ジュリア展 だから私は救われたいを行なっており、そこにも珊瑚でできた芸術品などが展示されていた。「最後の晩餐」に出てくるようなテーブルもとても上手く作られているなと気持ちが高ぶったのを覚えている。
しかし、イベントごとは今後変化していくのでここには写真などは控えようと思う。

 

5階 武蔵野ギャラリー、武蔵野回廊、本棚劇場

入り口
武蔵野回廊
本棚劇場(5階)

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5階の武蔵野回廊武蔵野にまつわる書物が展示されたコーナーである。かなり多くの書物が展示されており、ここに武蔵野の歴史や現在など全てが詰まっているように思えた。

そして武蔵野ギャラリーで最も目を引いたのはダイダラボッチのお話であろう。これはとても面白かった。ダイダラボッチという名前は知っていたが、どこのなにか?などは全く知らなかった。なぜ武蔵野にこのような伝説が語り継がれているのか?や、そこにあるダイダラボッチの絵がとても興味をそそるコーナーとなっていた。

本棚劇場は4階、5階と吹き抜けになっており5階では上から本棚劇場を見る事ができる。これもまた視点が変わって面白かった。

 

※この1階、4〜5階でチケット代が必要となる。

●料金表

マンガ・ラノベ図書館 KCMスタンダードチケット
一般(大学生以上) 600 一般(大学生以上) 1,200円
中高生       300 中高生                   1,000円
小学生       200 小学生                      800円

 

2階 ショップ、角カフェ、その他展示物

 

プロジェクションマッピングで描かれる大きな本
ウルトラブッダ

※ウルトラブッダに関しては、宗教や思想等に関与するものでは無く、純粋な芸術作品として制作されたものであるとのこと。

入り口を入ると、このような数個の展示物と、カフェ、ショップがある。

プロジェクションマッピングで描かれる本はページを捲るシーンや、音、さらに文字が書かれている状態ではなく、ページが開きそこから描かれるというスタイルのもので少し私は興奮した。

少し残念だったのはショップの品揃えだろうか?
これは人によって差異はあると思うが、私には魅力的に映るものはほとんどなかった。唯一購入したものはスティックタイプのチーズケーキであった。これは少し気に入っている。ケースがオシャレなのだ。

チーズケーキケース

今は食べ終わり、インテリアとして本棚に飾っている。これは買ってよかったなと思っている。

 

周辺施設

この周辺には「武蔵野坐令和神社」や「ところざわさくらタウン」があり、食事処や本屋さんが隣接している。

ダ・ヴィンチストア

武蔵野坐神社はとても綺麗な神社でした。賽銭箱と中にはお守りが売っており、締め切り守りなどもありましたよ!

そしてダ・ヴィンチストアはとてもおしゃれな本屋さん。写真では分かりずらいと思いますが、ここでも綺麗にジャンルで分けられていたり、置き方に工夫があったりと本好きな人は一度行くと買わずにはいられないと思います。私も思わず舞い上がり気になった3冊を購入。入れ物の袋もオシャレですよね!

 

総評

本当に良い1日となり良い思い出となった。

そう思わせてくれた施設でした。私は本が好きなので特に興奮と感動が大きいかもしれませんが、興味のない人でも一つの景色・作品としてこの「角川武蔵野ミュージアム」を楽しめるのではないかと思います。

都心から大きく離れてしまいますが、私は所沢のような場所は出身地を思い出して、なにか懐かしい気持ちになります。とても良い場所です。

興味が湧いた方は是非行ってみてください!私は1,800円払って後悔はありませんでした。