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5月の読んで印象に残った作品4選!

5月私の中の印象に強く残った作品

 

5月は計12冊の本を読了しました。

まだまだジャンルは絞り切れていませんが、色んな本を読みぼんやりと、「このジャンルの本を読みたいな」というのが絞れつつあります。今月も多くのジャンルに手を出しましたがその中でも印象に残った作品を紹介していこうと思います。

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〜オススメ本ベスト5!〜

 しあわせ あかの/西加奈子 小学館

単行本版

kindle版

○印象に残った理由

5月最も感情を揺さぶられた作品は間違いなくこの作品だろう

私が本を読んでいて「怒り」の感情が出てきたのはこの作品で2作品目となった。この作品はなかなか読む人を選ぶように思える。

大まかな概要としては

ある日、妻に妊娠したと告げられた。彼は腰を抜かすほど驚いた。彼ら夫婦は周囲の人が見てもとてもおしどり夫婦に見えていた。そんな中3年間触れてもいなかった妻に子どもが出来たというのだ。さらに妻は「産みたい」と言う。

そして急に場面は転換し、謎に満ちたマスクマン、「アムンゼンスコット」のプロレスの試合が急激に映し出される。

この2つのストーリーが交互に、入れ替わり話は進んでゆく。

ストーリー設定からなかなかの重さとインパクトがある事がわかるだろう。この夫婦の関係がとても複雑な感情が生むのだ。男性が読んでも女性が読んでも異性にイラついたり、感情を揺さぶられる作品である

FACT FULNESS/ハンス・ロスリング 日経BP社

単行本版

kindle版

 

○印象に残った理由

この書籍は私の世界に対する印象をがらりと変えられた書籍だ。

私の思い描いていた世界はあまりにも悲観的だった。先進国に住んでいる人は多くの国は前へ進めていないと思い込んでいる。

それは、あなたが不勉強だからではない。現に先進国と呼ばれる国の人々の多くがそう思って今も過ごしているのだ。

これはメディアの影響も大きいだろう。メディアはどうしても物語を劇的にしがちだ。それは見てもらわないといけないというメディアの都合もあるのであろう。私たちはその一部分しか知らず、その国を判断してしまう為そのような思い込みが起きてしまうのだ。

だからこそこの作品を読んで、世界を正しく見る方法と、現在の世界がどうなっているのかを知ってほしい。特にニュースなどで悲しいことばかりだなと感じている人には読んでほしい1冊だ。

大まかな概要としては、

この書籍の表紙にこのような言葉が記載されている。

「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る方法」

これがそのまま体現されたような作品だ。

この10の思い込みというものが納得させられるものばかりでとても私の刺激になった。

アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書/アンドリュー・O・スミス

単行本版

kindle版

○印象に残った理由

この書籍で「お金」に関する書籍は3冊目となった。それもあり、内容が重なっている重要な部分も少しづつであるが見えてきた。そしてなによりこの書籍は多くのお金の基礎が記されている。

お金に関する専門的な用語なども文章中に見られるが、全てどのような意味なのか、説明までしてくれているため、初心者でも読みやすい。

さらにこの書籍を読むと、いかに日本の「お金」に関する教育が乏しいのか実感するはずだ。少しでも知っていればあなたの人生が少し豊かになっていたかもしれない。もちろん今からでも遅くは無い。少しでもこの書籍で「お金に関する勉強」をしてみてはどうだろうか。

この書籍はお金だけでなく心も豊かにしれくれる書籍だ。

 自閉症の僕が跳びはねる理由/東田直樹

文庫本版

kindle版

○印象に残った理由

この作品においては私自身が「自閉症」という症状を持っている人との関わりが多い為、特に印象に残った作品だと思う。しかし、関わりが無い人にも是非読んで頂きたいと私は思っている作品だ。

きっとこの作品を読んだ人は自閉症を持つ人に優しくなれるのではないだろうか。そこが最も重要な点なのではないかと思う。そして思考を深めてくれる作品だ。

自閉症を持つ人と大きな壁となるのは、やはりコミュニケーションが言葉でとれない事が多いという部分であろう。本人たちもそこにストレスを感じるが、それに関わる人もそのもどかしさにストレスを感じている人も多いはずだ

そんなお互いのストレスを緩和してくれるような作品だ。

とても読みやすい為多くの人に知ってほしいという、読んでほしいという意図があるのだろう。自閉症について知らない人もこのような症状を持った人が居るということを知ってもらえる作品なのではないだろうか。

大まかな概要

自閉症によくみられる症状を「なぜこのようなことをするのですか?」という見出しのタイトルにし、それに対して自閉症を持つ作者「東田直樹さん」が彼なりに答えるという形式の作品となっている。

多くの項に別れその答えもほとんどが1ページ半ほどで書かれているため、読み疲れもなく多くの人が読める作品なのでは無いかと思う

そして最後には彼が伝えたい想いを小説のストーリーとして伝えてくれている。この小説も見どころだ。

 最後に

この他にも多くの作品との出会いがあった。そのどれもが私を刺激してくれた。音楽や宗教、文学と私の興味を持ったものに対して少しづつながら知識を得て、理解を深められているように思える。

これからも読書を楽しみつつ継続してゆきたいと思う。